フレット数は21フレットまたは24フレットから選べます。また、21フレットの場合はスロープを追加することも可能です。
指板の木材はローズウッドまたはメイプルから選ぶことができます。

ローズウッドは深い色味が特徴で1950年代からエレキギターやエレキベースに広く使われてきました。
特にフェンダーの楽器では1950年代から主に指板材として採用され、その後のスタンダードな仕様として確立されています。
今でも多くのモデルでローズウッド指板は定番の選択肢となっており、音楽ジャンルを問わず幅広いプレイヤーに選ばれています。
塗装を施さない自然な仕上げが一般的で、長く使い込むほどに味わいが深まっていきます。音色面では、中低域にふくよかな厚みを持ちつつ、輪郭のあるサウンドが得られるのが魅力です。
ウォームで柔らかなトーンを生み出す一方で、しっかりとしたアタック感や抜けの良さも兼ね備えているため、さまざまな演奏スタイルに対応できます。そのバランスの良さから、ヴィンテージ系のトーンを求める方にも、現代的なクリアな音を好む方にも幅広く支持されています。
ギターやベースの指板材として広く知られている「メイプル」。
その明るく爽やかな色合いと滑らかな手触りは、楽器の見た目にも演奏感にも大きな影響を与えています。エレキギターやベースの歴史の中でも、1950年代からフェンダーが積極的に採用してきた木材で、特にワンピースネック(一体型ネック)や指板材として定番中の定番といえる存在です。
また、その美しい木目を活かして、ボディトップ材として使用されることも少なくありません。特にフレイムメイプルやキルトメイプルなど、個性的な杢(もく)が浮かび上がるものは視覚的な魅力も抜群です。
「ローズウッド指板とどう違うの?」という疑問を持つ方も多いと思います。
一般に「メイプルは硬めの音がする」と言われることが多いですが、実は木材そのものの比重で見るとローズウッドの方が重い場合が多いのが事実です。
その結果、メイプル指板はアタック感があり、シャープで抜けの良いサウンドが特徴だと感じられるわけです。明るくパリッとしたトーンは、ファンキーなカッティングやはっきりしたアンサンブルの中でも存在感を発揮します。
また、視覚的にも明るく軽快な印象を与えるため、楽器全体のルックスのアクセントとして選ばれるケースも多いです。
